2023 「遍(偏)在する神仏」中間報告
こんにちは。お久しぶりです。石渡です。
今回は「遍(偏)在する神仏」の中核である個展が終了したので、振り返り、および感謝を述べさせていただく機会にしようと思います。
まずは個展の話から。
この度は2度目の個展「遍(偏)在する神仏」にご来場いただき、まことにありがとうございました。
限られた時間の中ですが多くの方に足を運んでいただき、有り難くも持ち込んだものはほぼ完売しましたので、身軽に会場を後にしました。
在廊期間中に個人的に大変印象深く、今後も忘れ得ないだろう出来事がありました。
あるお客様がいました。
たっぷり1時間はご覧になった後、会場を出る際に長編映画を観たかのような、満ち足りた深い息と共に、「よかったなあ」という感想をいただきました。
作者としてこのうえない喜びを感じた瞬間でした。
造形作品は視覚の楽しみですから、刺激の持続時間は決して長いものではないと考えます。
良くて数分、ネットの画像であれば数秒ではないでしょうか。
しかしながら、娯楽作品の強者たる映像作品に匹敵するような密度の体験を提供できたのでないかという感覚は、作品を作り続ける身としては非常に心強い体験であり、今後も多くの人にそうした体験を届けられるよう、技術の研鑽に励もうと心を新たにしました。
もちろん、ご贔屓にしてくださるお客様との会話や、ふらっと入った人の新鮮な反応など、今後も糧となるものをたくさんいただきましたので、新しく作品を作る形でお返ししたいと思います。
さて、次です。
次はデザフェスにて、「遍(偏)在する神仏」の連作を展示、販売する予定です。
参加日;2023年11月12日(日)
ブース;A-86
日曜のみの参加となりますので、ご来場の際はお気を付けください。
詳細はまたXでお伝えしていきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
石渡
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